牙-KIBA- 第29話「すれ違う友情」その2

ジーコ様やセバスチャン様、ミッキー、皆が私のこと大切にしてくれてる。今だって、ゼッドがこうやって」
周りの愛情に気付くことが出来たのも、ロイアがひとつ成長できた証拠だと思います。これで第20話あたりから描かれていたロイアの成長編も一段落という感じかなと。しかしそうなると、今後どのようにロイアをストーリーに絡めていくことになるんでしょうね。先日三角関係大歓迎とは書いたもののイマイチ予測がつきません。戦いの前線には出ず後方支援に回るだろうことは前回で確定したようなものですし。ゼッドと恋愛関係になるのならば、色々とやりようはありそうなんですが。
ゼッドがロイアを気遣うシーンはとても好きです。「私はもう大丈夫。大丈夫だよ、ゼッド」「……ああ」のやり取りも良かったです。そのうちゼッドが彼女を守りたいと思う理由も描いてくれると嬉しいんだけどなあ。
ハイラムの「絶対規律に例外はない」発言からすると、ロイアの処遇でまた一悶着ありそうなので、ジャウストは決勝を待たずにその騒動のせいでうやむやなまま終わりそうな感じも。


「カワイコちゃんは大丈夫なのか」
ギンガはロイアを通してゼッドと接触する形になるかと思っていましたが、直に来ました。ゼッドと敵対関係にはならなさそうですし、これからどのように関わってくるのか気になります。
「カワイコちゃん=ロイア」だとゼッドがちゃんと分ったのは、彼にロイアが可愛いという認識があるというより、状況的に該当するのはロイアしかいないという判断のような気がします。いやだってほら彼は人の美醜に興味なさそうじゃないですか。


第1回戦ラスト、ロベスVSヌデュー。
ロベスはやっと出番が回ってきたと思いきや、なんですかこの駄目な三十代は。腹下した挙句二日酔いって。何本もアイス食わせてたのはこういう展開のためか……。まあでも、女の子達の声援で奮起して勝利し、テンプラーのシャードチャンピオンの面子は無事保てて良かったですね。シリアス展開だろうが何だろうが、どこまでもマイペースなところが彼の魅力なのでしょう。ヌデューは大口叩いていたわりに弱かったな……。


第2回戦・第1試合、ゼッドVSノア。
もう親友対決カードが来ました、早ええ。ノアはゼッドと戦えることが本当に嬉しそうですが、ゼッドは気が進まなさそうな表情でした。ジャウストならば戦うと言っても競技だと割り切って、ノアの希望に応えて最初から本気で行くのか、やはりためらってしまうのか。その辺りのゼッドの葛藤も楽しみです。


次回の作監は竹内さんらしいので、親友対決が竹内さんの絵柄で観られるのは嬉しいです。竹内さんのゼッドは可愛くて好きです。今までのジャウスト戦はこれといってスゴイと思うアクションもなかったので、次回のために作画を温存しておいてくれたのではないかとちょっぴり期待してみたり。


第29話その1はこちら