牙-KIBA- 21話「拭えぬ思い」

今回はロイア出生話でゼッドの出番はあまりないかと思いきや、予想外に可愛いゼッド満載の回で満足。


「俺はノアに会いたいだけなんだ」「やっとネオトピアに行けるんだ!」 いままでほとんどノアのことを思い出さなかったのが嘘のような可愛いはしゃぎっぷり。一分でも早くノアに会いたい!という感じですね。でも、うきうきしながらネオトピアに訪問早々、「キースはどうしてる?」「僕があの場で処刑したよ」「……冗談…だろ」みたいな会話がなされるような気がしないでもありません。それとも、ノアは嘘を付くのかな。


ジャウストジュニア大会開幕。「憧れの私の前で存分に戦うがよい! たぎるがよい! ほとばしるがよい!」 ロベスは相変わらず変で面白い(笑)。そんなロベスに「相変わらずアホだな」と冷たい視線を向けるゼッド。
ジャウストの大会はスポーツ競技会的な要素が強いものかと思ったんですが、スピリット使用可能って下手すると死者が出るのでは……。武器持って戦っている時点で死なないまでも重傷くらいはありそうですよね。今回は10代が対象とのことでしたが、シャードキャスターの証の紋章(?)は生まれた時から表面に出ている? それともゼッドのように一定年齢に達してから? 私の未視聴回でそのあたりの説明はあったのでしょうか。


ゼッドがミッキーのところに行ったのは、大会の結果報告はついでで真の目的はパンとみた。去っていく時にもさりげに一個がめてますね。帰宅後、ミッキーに手伝うからと言ったのを一応実行したのか、パンを焼くも焦げ焦げで形自体もかなり不恰好。「でも、このコゲが美味かったりすんだよなぁ〜。……まっず!」と舌を出すゼッドがお茶目でとても可愛いです。


前回、ロイアがタスク人であると判明してから、もしかすると落ち込むロイアをゼッドが不器用ながらも慰めるシーンがあったりするかなとちょっぴり期待もしていたわけですが。残念ながら相談したタイミングが悪かったですねえ。押し黙っているロイアに気を遣ってたゼッドは良かったんですけど。
タスクに単身で乗り込んでいってしまったロイアは軽率だとは思いますが、普段は気にしなくともずっと不安を抱いていたのだろうし、いくら訊いてもジーコははぐらかすばかりだしで、そういう行動に出てしまう気持ちも分らないでもありません。というか、一番の元凶はジーコですよね。いつか身体的特徴が出てきてしまうなら隠し通すことなんて不可能なんだから、ちゃんと事実を打ち明けていればこんな面倒なことにならずにすんだろうに……。まあでも、それだとストーリーが動かなくなってしまうのでダメなんでしょうけど、もうちょっと見ていてイライラすることのない話運びだと良かったなと。
ジーコといえば食事の時にブロッコリーを残していたのは、子どもですら好き嫌いを許されない厳しいネオトピアと、いいトシした大人(しかも長)でも好き嫌いしている緩いテンプラーという単なる対比?
カルブ・フーの時の反応で、てっきりデスパラがロイアの母親なのかと思ったら、他にも母親っぽい人が出てきてしまいました(前回キャストが別の時点であれ?とは思ったんですが)。でも、二人とも傷口に花を巻くおまじないをしているし、一体どういうことなんでしょうね。