サンライズフェスティバル2013星彩 魔神英雄伝ワタル25周年記念トークショー&TVスペシャルセレクション レポ5(完)

2013年8月25日に開催された25周年記念イベントに参加してきましたので、そのレポートです。 → レポ1 2 3 4

TVスペシャルセレクション

トークショー後は、TV本編からセレクションされた9話分の上映です。

第2話 ふしぎアイテム へん玉みっけ!

ロビーに掲示されていたスケジュールではトークショー終了後、一旦休憩を挟むようになっていたはずなのですが、トークが押していたせいかそのまま第2話の上映が始まりました。ヒミコのペッタン手裏剣を見ると、タカラの不良在庫*1か……と思ってしまいます(笑)。昨年キッズステーションで放送されていた時にも感心した記憶があるのですが、あの影が伸びて玉をキャッチというアイディアが良いなあと。
2話が終わるとやっと休憩時間。ロビーに出ると飾られているポスターが増えている!? トークショーの際に映し出されていた描き下ろし宣伝ビジュアルのポスターがありました。可愛い〜。祝25周年とBlu-rayBOX発売の2種類。どちらの文字もちゃんと『ワタル』のロゴに合わせたデザインになっているのが嬉しい。ロビーでは『1』のBGMも流れていてテンション上がるぅ。
色紙部屋に行くと、こちらにも宣伝ビジュアルポスターが飾られています。しかも田中さん伊倉さんのサイン入り! それとは別に田中さん伊倉さんのサイン色紙も追加されていました。部屋には神志那さんのお姿もあったのですが、話しかける勇気はありませんでした。芦田さんの回顧展*2で初めて拝見した時はこれが最初で最後かもと思ったのに、その後、ロフトプラスワン*3・京まふ*4・25周年オンリーと意外にお見かけしているというね。毎回何かしら会話もさせていただけたし。私にとって神志那さんは、大好きな作品(牙)の監督という部分が大きくて緊張しまくりです……。

第13話 燃える闘魂! 9×9=81攻撃!

何でこの回がセレクションされたのだろう?とちょっと思いつつも、服部さんの作監回は可愛いです。どこかの記事でも触れたような気がしますが、ファミコンソフトのパッケージイラストの原画がどなたなのかずっと疑問でしたが、おそらく服部さんですよね?? プロレス勝負のワタルは結構イイカラダしてますよね。小4にしちゃ胸板厚くない? あとワタルのお尻が見えちゃってるのがスゴイ(?)。

第22話 必見! 龍王丸誕生

ワタル達と虎王はこの回が初コンタクト。龍神丸も良いのですが、龍王丸は白いカラーリングがまたカッコイイのです。ワタルも新コスチュームもカッコイイ。
クラマは別れ際「何も言うな。言葉にすれば別れは薔薇の棘のように心を突き刺す」って、こんなキザなセリフ言ってたのか……。トークショーでは人型クラマの話が無駄に盛り上がってましたね(笑)。

第28話 魔法でウッフン! シバラク先生

敵をも惑わすセクシィなシバラク姫が見物(笑)。そして女装回はTVシリーズの伝統となるのでした。

第31話 ヒミコの子守り大作戦!

引き続き第六界層からのエピソード。シバラク先生や親父様はすっかり幼児化して玩具で遊んでいるのに、一人状況を打開しようと頑張っているワタル。さすが救世主。でも、剣が重すぎてコロンと転がってしまうのが可愛い。
確かこの辺りで最後の休憩時間。再度色紙を眺めに行きます。会場アナウンスがないため、劇場に戻った時には上映再開の直前。もう暗くなっていたので、席まで辿り着くのにちょっと苦労しました。

第39話 虎王は宿命のライバル

ワタルナイト!でも上映された回。「ヘルプドンちゃん、ヘルプドンちゃん」SOSコールは笑えるのにその後が修羅場。トモダチだと心通い合った途端に敵同士であることが判明し剣を交える、という展開を1話の中でやるってヘヴィだわ。

第40話 激突! 龍王丸対邪虎丸

作監の只野さんが創世伝記の座談会で「敵だと知らずにワタルと一緒に遊んでいた頃が好きだったんですよ。でも参加したのは敵対した直後の話で、私がやりたかったのはこの前だったのに!(笑)」とおっしゃっていた回ですね。39話からシリアス色が強くなってくるわけですが、ゾロリやサンチョといった憎めない敵キャラクターが深刻さを少し緩和してくれているように感じます。

第44話 輝け! 創界山の虹

ワタルナイト!の時は、何で44話やってくれないんだよおおおお〜と不満だったのですが、実は今回のためにとっておいていたわけですね?(笑)
「ぼく本当は帰りたくない! ずっと龍神丸と一緒にいたい……!」「ワタル、私はいつでもお前のそばにいる。お前が空を見上げれば、雲の中に、虹の中に、星の中に、私はいる」 じぃぃぃん、良いこと言うなあ龍神丸。この辺りから「夢じゃなかったんだ!」のラストまで、たぶん私は満面の笑みで観てたと思います(笑)。大好き。剣を抜くシーンは、つい最近金ローでラピュタを放送していたので「すり抜けながらかっさらいな!」「シーターっっっ!!」を思い出してしまいました。虎王が息を引き取るシーン、すぐに翔龍子として蘇るとはいえ、人の死なないこの作品ではかなりショッキングだったのではないでしょうか。でも、その悲劇性ゆえにキャラクター人気がより高まった面もあるのでしょう。
中村さんの作監回なのですが、原画メンバーが豪華ですよねえ。何度も書いていますが、リヴァイアスにハマってから『ワタル』に平井さんが参加されていたと気付いたので、その偶然に驚いたものです。そして『虎王伝』挿絵の正体不明なイラストレーターでもあったと知った時には……!

第45話 春だ祭りだモンジャ村

「ヒミコ……さよなら」「ワタル、さよならじゃないよー。また会おう、だよ! そんじゃまたどっかで会おうね」「うん、絶対またどっかで会おうぜ。絶対、絶対だぞ!」
総集編的な最終回。ストーリー重視だと蛇足に感じるのかもしれませんが、このエピローグがあったからこそ、よりおもしろカッコイイ作品になっているのだと私は思っています。焼き鳥を焼くクラマに笑っちゃいました。共食い(笑)。
上映が終わり観客席から上がる拍手。これをもって、半日に渡る『ワタル』25周年記念トークショー&TVスペシャルセレクションは無事終了となりました。

まとめ

私にとっては2010年のワタルナイト!に続き、2回目の『ワタル』公式イベント参加。笑ったり泣いたり盛り沢山の密度の濃いトークショー(あの内容で最初どうやって1時間半で終わらせるつもりだったのだろうか)に、今観ても童心に帰ってワクワクできる上映作品。四半世紀の節目の時に、スタッフ・キャスト・ファンが一堂に集う空間に自分もいられたことは、この上なく幸せでした。1週間たった今もまだ気持ちは創界山にあるままのようです。これだけ長い間、好きでいられる作品に出会えて良かったとしみじみ噛みしめています。
次は、30周年イベント(もしくは『ワタル2』イベント?)まで、ま・た・ね!!


以下、関係者のサンフェス絡みのツイートを記録として貼っておきます。

*1:ワタルナイト!でのトークによると、元々不良在庫として眠っていた玩具をどうにかしてくれと頼まれて作品中に出したところ、めでたく売れたとのこと

*2:2011.12.25〜2012.1.9 「芦田豊雄回顧展」in秋葉原

*3:2012.1.11 「芦田豊雄を語る!?」in新宿ロフトプラスワン スタジオライブ勢によるトークイベント

*4:2012.9.21〜9.23 京都国際マンガ・アニメフェア2012 特別展「スタジオライブと芦田豊雄展〜土竜の夢は続く〜」 新作企画の展示が行われていた