サンライズフェスティバル2013星彩 魔神英雄伝ワタル25周年記念トークショー&TVスペシャルセレクション レポ4

2013年8月25日に開催された25周年記念イベントに参加してきましたので、そのレポートです。トークショーのレポートについては、記憶のみで書いていますので若干の誤りやニュアンスの違いなどもあるかもしれませんが、ご了承ください。口調も適当です。一部敬称略。 → レポ1 2 3 4 5(完)

トークショー その4

作画スタッフ登壇

この時点ですでにトークショーの時間は30分押しとのこと。さて、ここで新たなゲスト、作画スタッフの神志那弘志さんとわたなべひろしさんが登壇。一列目に用意されていた関係者席にお二方がいらした時から気が付いていましたが、まさか登壇されるとは思わずビックリ。
小林「ロビーに飾ってある25周年記念イラスト色紙の顔触れも、今では監督やキャラクターデザイン、作画監督されている方も多いですよね」神志那「それだけ長い月日が経ったということですね」 『1』当時、神志那さんは伊倉さんも出演されていたシティハンター2のスタッフだったため『ワタル』はお手伝い程度*1、わたなべさんは作画監督や原画をされていました*2神志那「OPの作画は普段は他作品に入っているメンバーにも撒いてオールスタジオ・ライブでやっていたので、最初の虹が降りてくるところとか3カットぐらい描いています。OP映像を観ると、どこを誰がやったか今でも分かりますね」
小林「EDクレジットにあったゲストキャラデザインの“まんどりるくらぶ”というのは?」神志那「それを説明するのは前身の話から始めないといけないのですが。とある作品でライブの複数メンバーでゲストキャラクターのデザインをすることになり、その時のPNが“いんどり小屋”だったんです。『ワタル』もゲストキャラクターを芦田さんを含め皆で描いているんです」 インドリもマンドリルもサル系の一種ですね。マンドリルは顔が怖くて動物園で泣いたよ……。  google:image:インドリ] [google:image:マンドリル
OPといえば、どのタイミングでだったか小林さんが「今日はa・chi-a・chiから観に来たいと話があったので、席は用意しています。来てますかー?」と観客席に問い掛け。その時点でいらしていたかどうか私には分からなかったのですが(あの雰囲気だといなかったっぽい?)、田中さんのブログを拝見すると、少なくとも関係者打ち上げには参加されていたようです。開演前、周囲にいた方の「今日a・chi-a・chi観に来るかもしれないってウワサだよね」「でもa・chi(一人)だけだったりしてー」という会話が聞こえてきたんですが、確かにa・chi(久さん)だけだった模様(笑)。永さんはお子様もいらっしゃるから、なかなか難しいのでしょうね。お一人目はもう当時のa・chi-a・chiぐらいの年齢かな?
先ほど上映された第1話の話題には小林「わたなべさんは、1話のどの辺りの原画を?」わたなべ龍神池の渦のカットやりました」 まさかの描いたご本人。広井さんのお手紙から始まった流れが、ここでイイカンジにオチましたね(笑)。わたなべ「最初の方のトークで出ていましたが、頭身の高いリアル系に慣れていたので、『ワタル』キャラクターを頭から描いていくと頭身伸びちゃって。それを全部芦田さんが直してくれていましたね」

好きなキャラクターランキング

ここで、いよいよキャラクターランキング発表。サンライズステーションのオーディオコメンタリー*3に始まり、ワタルナイト!、創世伝記(めいきんぐふぁんぶっく)の座談会でまで田中さんが嘆いていたワタル不人気説は覆せるのかっ。小林「1位から発表します??」田中「いや、3位からで……」 田中さんの生ドラムロールに乗せて順位発表。じゃん!

    • 第3位 忍部ヒミコ
    • 第2位 虎王
    • 第1位 戦部ワタル

おめでとうワタル、良かったね!!(涙) 2次元初恋キャラクターがワタルだった私も嬉しいよ。田中「ずっと言い続けていたから、皆ちゃんと気を遣ってくれたんだね!」

好きなエピソードランキング

次はエピソードランキング(順位に自信がありません)。これはスクリーンに参考映像あり。じゃじゃん。

    • 第5位 第31話「ヒミコの子守り大作戦」

今回の上映話数にも選ばれています。皆が赤ちゃんになってしまう回ですね。田中「西村さんの赤ちゃん声聞きたい(笑)」

    • 第4位 第28話「魔法でウッフン! シバラク先生」

同じく今回上映ありな女装回。伊倉「(スクリーンの女装ワタルを見て)やっぱお母さんに似てるね〜」

    • 第3位 第20話「龍神丸 ヒエヒエ神殿に散る!」

今回唯一上映なしなランクイン回。主役機が力尽きて倒れてしまうエピソードが上位というのは、新しい玩具を出すためという大人の都合がありつつも、それをドラマティックに盛り上げてインパクトがあったからなのでしょうね。

    • 第2位 第44話「輝け! 創界山の虹」

田中「シリアスな話の方が人気あるんですね〜」伊倉「(スクリーンのワタルの腕の中の虎王を見て)あ、死んでるシーンだ」 私は44話に投票しました。これが2位ってことは1位は一体??

    • 第1位 第22話「必見! 龍王丸誕生」

おお、龍王丸初お披露目なこの回が1位でしたか。龍王丸カッコイイもんね。バンクもワタルが凛々しくて良いのですよ。そして、クラマが人の姿に戻る回でもあります。
この回の作監はわたなべさん。神志那「この回、原画の人がこぼしたカットを少し手伝ってますね*4小林「どの辺を?」神志那「最後の方の花のしずくがこぼれる辺りを……*5小林「ああ! と言うことは、人型クラマの不人気は神志那さんが原因だったんですね!(笑)」神志那「え、まあ、そういうことでも良いですよ……」わたなべ「もっと格好良く描いてあげたら良かったのに(笑)。作画スタッフも鳥の方が良いと言ってました」 ちょっと手伝っただけで、25年後にまさかのとばっちり食らう神志那さん(笑)。「ちょいワルな感じの方がやっぱ人気があるから」「くちばしの口角が上がっているのがまだワルっぽくて良いんだよね」「人間の姿だと好青年ぽくって、アクが抜けちゃったよね」と口々にクラマへのフォロー(?)が入ってました。

プレゼント抽選会

『1』DVD-BOX特典だったポスターにサインを入れたもの5枚とサイン色紙2枚のプレゼント抽選会。くじ(整理番号が記載されている入場券の半券)の入った抽選箱がハロなあたりがサンライズだねえ。後半の番号の当選確率が高かったです。

記念撮影

観客をバックに皆で写真撮影。時間が押していると言いつつも結構何枚も撮ってました。

最後に

30分オーバーで2時間に渡ったトークショーもついに終演。ラストはゲストの方々からのメッセージです。
神志那さん 「25周年ということで『1』『2』を観返したんですが、古いかなと思ったら、こう言うとあれだけど『見れる』なと。今観ても面白いんです。これを後世に伝えていかなくてはならないし、またこういった新しい作品を作っていかなくてはならないと思いました」
わたなべさん 「芦田さんもこの場にいて、喜んでいると思います」
伊倉さん 「皆で一緒に観た1話のように、綺麗な映像で観るとより感動が深まると思いますので、よろしくお願いします」
田中さん 「ハッキシ言って、おもしろカッコイイぜ!!」 田中さんは少し涙ぐんでらっしゃいましたね。 
笑いあり涙ありの超おもしろカッコイイ盛り沢山なトークショーでした!!
 
レポ5(上映会編)に続く。


ツイッターに伊倉さんのコメントがありました。

*1:『2』にて作監・原画、『3』の版権イラストなども

*2:当時のクレジットは渡辺浩

*3:2010年頃運営されていたサンライズ公式ファンサイトで有料コンテンツとして『1』2話分が配信されていた

*4:EDの原画にはクレジットされていない

*5:息を引き取った?クラマにしずくがかかって人間の姿で復活する