「第65回アニメスタイルイベント 吉松孝博VSサムシング吉松」レポ2
レポ内容は、記憶を頼りに書いていますので、若干間違っていたりするところもあるとは思いますが、ご了承ください(一部敬称略)。口調も適当です。 レポ1はこちら。
第1部 ゲスト:椎名高志さん 続き
おっさんの呪い
愛の自由落下の呪いなのか、仕事で描くのはおっさんばかり、と吉松さん。「〈椎名〉でも、(描きたいのを)我慢して我慢して、最後に描くおっぱいが最高じゃないですか」「〈吉松〉おっぱい、そんなに興味ないんですよねえ」「〈小黒〉本当に美少女も描きたかったら、他人になんと言われようと押し切るもんね」「〈吉松〉そう言われると、確かにそんなに描きたいワケではなかったのかも」 サイバーのミキのシャワーシーンは色気がない!と小黒さんに駄目出しされたそうで(笑)。牙で吉松さんのイラストやコメントをじっくり拝見するようになって、女体にコダワリなさそうだなあというのは感じていたので、非常に納得です。
ファンレターを椎名さんに
おっさんばかりの人生だった吉松さんが珍しくハマった2次元キャラはGS美神のマリア。アニメから入り原作も読み始めたところ、この雰囲気はまさかアイツか!?と、高校生の時に椎名さんがルーズリーフに描いていたマンガを引っ張り出し、筆跡鑑定するとドンピシャ。小学館にファンレターを出したそうです(笑)。届いたファンレターを見て、覚えててくれたんだ!と嬉しくなった椎名さんは電話をかけたそうですが、電話に出た吉松さんは何故かローテンション。「〈吉松〉いや、まあ会社だったので……」「〈椎名〉飲みに行こうとも言ってくれなかったよね。電話くれって書いてあったからかけたのに……。何のために電話かけたんだろう、俺?みたいな。普通社交辞令ぐらい言うじゃない」「〈吉松〉週刊連載で忙しいと思って」という感じで、それがきっかけで頻繁に連絡を取るようになったというわけでもなかったようです。
当時はセルアニメの時代だったので、小黒さんは吉松さんに頼まれてマリアのセル画を東映に買いに行ったりもしたそうです。ゲストが椎名さんなら絶対マリアの話題になるだろうと、吉松さんが描かれたマリアが掲載された雑誌をバッグに忍ばせていたのですが、後方席だったので壇上のトークに突撃する勇気は出ませんでした……。
椎名さんは、吉松さんに美神とレーニャ(これは吉松さんのキャラ)を描いた色紙をプレゼント。あら、ずいぶん可愛らしい美神さん。
再びファンレター
大江戸ロケットでは、知り合いのマンガ家さんも呼んでデザインしてもらおうという話になり(新作タイトル発表だよっ)、椎名さんを推薦した吉松さん。しかし、連絡先を紛失しており、再び小学館へファンレターを(笑)。「ずっとマリアのファンだったので、ファンレター出す権利はあります!」 無事、オファー出来たそうです。