サンライズフェスティバル2011夏嵐『ワタル2』 その2

その1はこちら

7話 砂の上のウミヒコ

前期OP「Step by Step」、ワタルがヒミコの手をつかんでくるんと回しているところが可愛いです。そして、クレジットに芦田さんのお名前が出る度、あああああと思ってしまうのでした……。
さて本編、海火子が画面に映って、まだ怪しい頃の海火子かあ(顔を隠している)と思ったら、海火子が初めてワタル達の前に姿を現す回でした。そういえば、初期の海火子はワタルに剣クレクレと言ってましたね。
舞台が砂漠なので、現実だけでなくスクリーンの中でも超暑そうで少しウンザリ(笑)。今の時期にピッタリと言えばピッタリですが。スナミミズは、首のところがちょっと太くなっているあたりとかが、変にリアルっぽくてイヤン。ワタルが星のフラメンコを使おうとした時、EXマンが効果を説明していて、飛ばし飛ばしで上映のサンフェスにも親切設計だなーと(笑)。
魔神バトル、新星龍神丸もカッコイイなあ。BGMもカッコイイです。燃える!
この回の敵は、包帯ぐるぐる巻きの乾燥大好きなマミー。ヒミコに包帯巻き取られて、あられもないいちごパンツ姿に。ホントに敵キャラクターは変態しかいねえな!(褒め言葉)。ボスのクレオバトルも正面向いたらアレだし。

17話 龍神丸 宇宙へ行く!

プリプリ姫と間違えられてヒミコがさらわれてしまい(とばっちりで海火子も)、宇宙界(テクマク星)に助けに行く回。 4話分の中で一番笑いました。
マルダルマの顔アップきめえ!(笑) それを分かっていてやっているのだろうけれど何度もアップになるし。ワタルがフシギリを食べようとして地面に落してしまったシーン。落して涙目のワタルに、シバラクが無理やり地面に顔を押し付けて食べさせていたくだりに大笑いしました。
プリプリ姫の魔法、あんなに魔法少女チックでしたっけ。覚えていないものだなあ。大人になってからの方がああいうパロ的な演出は楽しめるかも。プリプリ姫が指名手配されてしまっているので、バレないようヒミコの振りをするという話になった時の、ワタルとシバラクの演技指導の言いっぷりがかなりヒドイ(笑)。「ヒミコはもっと下品な感じ」「知性のかけらもない」とか。「下品な感じ」のセリフの直後にヒミコが映るのにも爆笑。そして、高らかに響くヒミコとプリプリ姫の笑い声のハーモニー。

32話 ヒミコの夢はどんな夢?

愛探しの1番目のエピソード。ここから超激闘編なのでOPも「Fight!」に。『2』の主題歌ではFight!が一番好きなんです。しかし、何故アイドルである高橋さんのタイアップで小学生向けアニメを選択?ファン層被らなくね?と今だと思うんですが、女子もファンとして取り込みたかったのでしょうかね。いやあまあ確かに釣られて、シングルCDは数枚しか持ってませんが、出演ドラマも観たし、ラジオも聴いて投稿も読まれたし、昨年は2回舞台も観に行きましたが……(昨年初めて生で観ました)。
さて、本編。カモシレーヌとワタル達とのやり取りが冒頭に入るので、時間自体は5つの愛探しの中で一番短いのでしょうが、良くまとまっているなあと思います。かなりヒミコの感情にシンクロして観てしまい、ちょっと泣きそうでした。しんみり良い話です。大人ヒミコも美人さん。

46話 そして、虹の彼方で

最終回。昨年と違い、今回は最終回入っているのですね。昨年も最終回観たかったのに……。
リアルタイムでは、ドアクダー戦が冗長的に感じた記憶があるのですが、今回は思ったよりも気になりませんでした。龍神丸のドラゴン的な姿とか星龍のデザインはちょっとずんぐりむっくりな感じで(暗黒龍は気にならないんですが)、細長い龍体型のがカッコイイのになあといつも思います。でも、細長いと3人が横一列に並べないので、それでああいうデザインだったりとか? 縦一列だとRPGの移動みたいでちょっとおマヌケですもんねえ。
虎王が翔龍子に戻った時、すぐに頷かなかったのは何故だろう?と初めて疑問に感じました。あれは、ワタルが帰るギリギリのタイミングの方が盛り上がるじゃん、という演出目的だけではなく、キャラクターの心情も表現されているのでしょうか? そうだとしたら、虎王に対する嫉妬(別に変な意味ではなく)的なもので、ちょっとだけワタルをじらしたくなった、とか?
ワタルと龍神丸は、お互いにとって本当に良いパートナーだなと感じました。暗黒龍の牙に龍神丸が諦めそうになった時のワタルの叱咤とか、別れのやりとりとか。この辺りは当時からお気に入りで、何度も繰り返し録画ビデオで観ていたので台詞も結構覚えていました。「Step」が最後に流れるところも『1』からのファンとしては嬉しいですよね。

まとめ

今回はオールナイトではなくレイトショーだったので、もっと観たい欲求はありますが、上映されたどの回も面白かったです。約20年前の童心に引き戻されました。そして、なんといってもやっぱり皆で観る、空間を共有する、というのが心地良いんですよね。トークショーはなくとも、飛行機乗って参加した甲斐はあったと思います。
上映開始前にバンビジュのCMが流れていて、ちょうど中に入ったらバイファムで、小さい頃だから直接観たことはないのに、それでもぐっと来てしまいました。上映中も、どうしてもチラチラと芦田さんのことがよぎり……。終わって、やっぱり泣いている方もいました。私は会場では抑えていたものの、ホテルに帰ってから目にゴミが入ってしまったようです……。昨年のワタルナイト!に芦田さんが御欠席だったのは本当に残念でしかたないけれど、それでも御健在なうちに開催されたのは良かったのではないかなとも思います。
ちょっと湿っぽくなってしまいましたが、やっぱり『ワタル2』も超オモシロかっこいいぜっ!

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