サンライズフェスティバル ワタルナイト! レポ 6

レポ1 レポ2 レポ3 レポ4 レポ5 レポ6 レポ7(終)

上映会 その2

魔神英雄伝ワタル 魔神山編 「帰ってきた救世主」「よみがえれ! 伝説の皇帝龍」

発売当時は存在自体全く知らず、実際に観たのは約10年後社会人になってからレンタルでだったでしょうか。
作画は線画のタッチがよく出ていて、あっここは芦田さんとかあそこは松下さんという絵柄の違いが分かりやすくて何だかニヤニヤしてしまいました。松下さんは指のカンジとか特徴ありますよね。『2』では松下さん作監回が一番好きでした。
クラマの登場シーンで笑いがおこっていたのはキザったらしいところが、かな? コードレス電話も時代を感じます。それが『超』ではPHSとなり、今だったらi何とかが出て来ちゃったりするのでしょーか(笑)。キンカック達が何度も「ドワルダー」*1言ってるのにスルーしているワタル達が気になって仕方なくて、そこツッコめやとその度に思いました。
このOVAの主な購入者はTVのメインターゲットである小学生ではなく女性ファンだったのではないかと思うのですが、『1』と『2』の間に制作されたものなので玩具会社がスポンサーなのだなとよく分かるストーリーでした。TV本編と同じノリで面白かったです。
魔神山編が終わった時点で時刻を確認すると午前2時、あと3本だから上映時間は約1時間半。上映スケジュールが発表された時点で言われていたことでしたが、このままだと終了予定時刻の5時まで時間余りまくりです。これはもしかすると……と膨らむ微かな期待。眠気を心配していましたが、興奮しているためかウトウトするようなことは全くありませんでした。しかし、徹夜をするとお腹にくる体質のようで、この時点でそろそろ軽く変調が。ヒドくなる前に薬物摂取。

魔神英雄伝ワタル 終わりなき時の物語 「救世主 再び」「天部界の嵐」「永遠の伝説」

発売当時、中3でした。今の金銭感覚でも30分5000円は高けーよと思うのに、全3巻よく頑張って揃えたな私。『4』も同時進行でCDもばんばん出ていて、さすがにCD全部は揃えられませんでしたが。アニメディア以外にもOVA記事のためにアニメVやOUTも買うようになっていて、すっかりオタクな時期でした。アニメVといえば、付録のポスター2つが無駄に露出度高くて(温泉とふんどし)、微妙な気持ちになった記憶が。編集部は分かってない、チラリズムこそ至高なのに。脇チラとかヘソチラとかのが萌えじゃん? 同時期のメディアのハロウィンポスターはめっちゃ可愛いかったなあ。
さて、終わりなきの感想に話題を戻して。今回の上映ラインナップで『終わりなき〜』ってかなり浮き浮きなんじゃあ……と思っていたのですが、個人的には思ったより違和感なかったです。初見の方がどう思ったのかは分かりませんが……。『2』本編上映なしで海火子登場なので、そこは不思議なカンジ。あと、ワタルが急にスラっとスマートになりました(笑)。私の中で一番馴染みのあるワタルのビジュアルは『2』なんですよね。
『ワタル』の映像作品の中で唯一魔神が登場しない、かつ、流血シーンのある本作。魔神が出ないのはもう玩具は関係ないからというのが一番大きな理由でしょうが、生身の救世主ワタルを描くためというのもあったのでしょうね。コウキや閻羅王に止めを刺せなかったのは甘いと言われればその通りなんですが、でも『ワタル』としてはあれで良いと思っています。
終盤の「ワタルと私達が過ごした時間が永遠の伝説になっていく。ワタルから新たな終わりきなき時が生まれたんだ」というような龍神丸のセリフにちょっとジーンとしてました。そして、桜舞散る中でのワタルと虎王の再会のラストシーン。TVシリーズ3作とかなり雰囲気は異なりますが『終わりなき〜』も好きな作品です。

上映終了

『終わりなき〜』のラストの余韻に浸っていたいところでしたが、それより何より気になるのは上映終了予定の5時までの残り時間はどうなるのか?と。しかし、少し間があいた後、無情にも上映終了のアナウンス(かなり聴き取り辛い)が……。サプライズ上映があるかと思ったら、そんなことは全くなかったぜ! いやいやいや、女性も多いのに午前3時半に放置プレイとかなくね? こんなに時間あるなら44話も上映出来るじゃん、とあの時再び会場の心は一つになっていました(たぶん)。……分かった! あえて44話をやらないことで、「終わりなき時」を体現したわけですね?(何言ってんだろう)
そんなこんなで、ハプニング(いや、ある意味予定通りなんだからハプニングではないわな)もありつつ、ワタルナイト!の全行程は終了しました。


まだ終わらずにレポ7へ続く(あとは雑感だけ)。

*1:1のラスボスがドアクダー、2のラスボスがドワルダー。真は1と2の間の話なので、ワタル達はまだドワルダーの存在は知らない