地球ゴージャスvol.10 「星の大地に降る涙」

2009年7月30日(木)19:00 道新ホール

またいつの話だよ……という1年近く経っての感想です。
社会人になってからは初めてドラマのブラマンで3次元にトキメキを感じ、思わず観に行ってきました、生春馬君。初主演作のブラマンは作品的にも楽しめたし藤丸のビジュアルや演技が非常にツボで、最近気になる存在だったんですよね。初舞台をやると知って、でも東京までは行けないと思ったら北の大地でも公演するというじゃないですか。今この時に北の大地上陸だなんて、素晴らしいタイミング、これはもう行くしか!と。今回を逃してしまっていたら、生で観る機会はほぼ間違いなかったと思います。
席は中間の列の端の方でしたが、会場自体が大きくはなかったので眼鏡をかければ小さいものの顔ははっきり見えました。普段は東京の小規模な公演しか行かないので、メジャーな役者の劇団・本州外初公演という条件のチケット入手難易度が全く分からなくて、先行予約にすべきか一般にするか悩んだんですが、結局先行申し込んで2ヶ所目で取れました。一般は初日で完売だったようなので先行で正解でしたね。

理想を求める国の戦の中で、たくさんの血と涙が大地を濡らした時代。戦いに敗れ記憶をなくした青年が、流れ着いた小さな島で、名も無き民と神の子を宿した女性と出会う…。しかし、彼の記憶が戻るとき、そこには悲劇が待っていた…。

歴史ファンタジー物で、ポスターの印象からシリアスな雰囲気なのかと思っていたら、意外にコメディ要素も多かったです。殺陣や生の和太鼓は迫力がありました。ストーリーは普遍的ながら重たいテーマでしたが、残念ながらそのテーマ性を消化しきれていなかった印象。観客には唐突に感じられても、役者の方々はちゃんと詳しい説明を受けて理解した上で演じられているんだよね……?とちょっと心配になってしまう展開でした。
カーテンコールでの春馬君の笑顔がとても可愛かったです。北の大地に来ての感想で「ホタテがトロのようで美味しかった」と(笑)。