牙オフィシャルファンブック 感想その11

制作スタッフ座談会  その1


参加メンバーは、助監督の長崎さんと作監の吉田さん・菊池さん・竹内さん・山口さん、コンテ演出の倉田さん。作画スタッフさんの座談会記事も是非読みたいと思っていたので嬉しい。女性が多いせいもあるのか首脳スタッフ座談会とはまた違った雰囲気で、視聴者に近い感想もあるのが面白いです。
山口さんと竹内さんのライブ入社時期が気になっていたので、プロフィールに書かれていてシメシメ。監督が82年入社で竹内さんが01年だから、20年近い差か。牙のおかげで、自分の中でしばらく未更新だったライブの状況(ちょうど吉田さん世代で止まっていた)が把握できたので地味に嬉しいです。

吉田◇そう。<殺しの山口>!
菊池◇(作監担当回が)デュマスが死んだ回やらレベッカが死んだ回やらヒューが死んだ回やら…。

ヤな呼び名だなー(笑)。ハイラムもヒューと同じ回で没。デュケムは山口さん担当回で死んだと思いきやもうちょっと生きていたから違うか。もう一つの呼び名が<キューティクル山口>というのも両極端ですね。何かプロレス選手っぽい? 

――グラウジオのはもっと特別なスピリットだと思っていたのに、「みんな持ってるやつなんだ!」って(笑)。

39話の人質のシーンの話。私も同じことを思いました(笑)。単にあのシチュエーションに適当なスピリットということだけで、希少性とかは無視でラグアントが選ばれたんだろうなあ(一応色替えはしてた?)。
スポンサーからスピリットをたくさん出してほしいという要望が出されていたということは、やっぱりあの領域間ジャウストはスポンサーに対するポーズの意味合いも含まれていたのでしょうか。ザコスピリットの使い回しは仕方がないと思うのですが、せめて領域間で兼用はしないでほしかったかな。

――お尻と言えばアミル・ガウルのお尻も魅力的ですよね。でも途中から鎧みたいのを履いちゃって、今さら隠されるとかえって違和感が…。
倉田◇全裸にエプロン的な、ね(笑)。

不思議なもので、丸見えより隠される方が想像力はかきたてられます(笑)。覚醒後の鎧はなくてもよかったんじゃと思うのですが、パワーアップしたことがぱっと見で分かるシルエット的な変化が必要だったんでしょうかね。

長崎◇彼女(ダイアナ)の復活は最初シナリオにはなかったんですが、急遽路線変更になって、再登場することになったんです。

ということは、39話時点では死亡が確定していたと思っていいんでしょうか。ああいうカットって普通は死んでますよという演出ですよね。復活予定があったなら紛らわしいことすんなよと当時は思ったりもしたわけですが。でも牙の場合、後で驚かせるつもりでワザとやってるのか何なのかイマイチ分かりません。


続く。