牙オフィシャルファンブック 感想その3

牙の生え始めた頃(首脳スタッフ座談会) 続き

神志那 ◇ アレ(羽飾りのお守り)は、コンテやりながら考えた。なんか、繋ぎとめておく物が欲しいな、と。「物」って、大事じゃん。

羽飾りのデザインは監督かあ。視聴者としても、形あるものが画面に映っていると分かりやすいですしね。羽飾りは最初からキーアイテムにするつもりだったのか結果的にそうなったのか、どちらなのかな?と思っていました。

――(ノアのコルセットの)背中もアレだけど、パンツ姿もツライものが…。この形(笑)。
吉松 ◇ これなら冷えないよね(笑)。

アニメーションREに掲載されていた設定画はカラーだったので、下着の白さが眩しかった(笑)。

――単なる一般兵士たちが一番エロイ格好していた、という気がして。網タイツとか太もも丸出しとか。(中略)兵士たちがやたら体を露出しているっていう…これはどういう趣味なんだろうって思って。

インタビュアーさん、ツッコミ細けぇ(笑)。確かにタスク兵の露出度の高さは微妙に気になる部分でしたが。監督のラフだとタスク兵の太股はちゃんと布で覆われているのに、決定稿で丸出しになっているのは作画の手間を省くためなのかな。

吉松 ◇ (サギリは)テレビに映っていると「いいなぁ」と(笑)。殺伐した人の中にあって…(笑)。(中略)死ななきゃいいな、と。

監督にまで「最後まで生き残るとは思いませんでした」と言われていたサギリ。
サギリは画面にいると本当に和みますよね。どのキャラクターと合わせてもほのぼのしますし(サラは除く)。ゼッドにお兄ちゃんとなついているシーンも可愛いかった。

篠原 ◇ 帝国少年さんが、実はかなりリアルに世界観を作ってくれていて。(中略)あれをうまく使いこなせてたら、また違った側面の、いろいろな世界観のある『牙』っていうのを見せられたんじゃないかなって。

それは確かにもっと作中で観てみたかった部分ですね。帝国少年さんのサイトを拝見すると、生活様式とか道具とかずいぶん細かく作られる方みたいですし。ファンブック未掲載分は公式で少しでも公開してくれたら嬉しいんですが、無理か……。物体ないな。

神志那 ◇ (延長の話が出て)「え?延長っスか?」「キツイぞ、コレは」「スタッフが続くんかいな」と思いながらも、半分喜びつつ、あとの展開を考えていた時期もあった。

へー、延長の話があったとは! 延長していたとしたら、どんな展開になっていたんでしょう。でもまあ、どの程度延びる予定だったのかは分かりませんが、予定通り一年間で終了したのは作品的にベストな形だったんじゃないかなと思います。

神志那 ◇ (DVD限定予告編は)ノアが破綻している回は特に面白いよね。劇中ではできないから。

あれは劇中ではやれんわな(笑)。限定予告編のシナリオ作られたアニプレの方は、名前からすると製作日誌を書かれている方と同じなのかな?


その4に続く。