第3回ジャウスト東京(牙TCG公式大会) レポート 2(完)


→ レポ1はこちら。  過去のジャウストのレポはこちら


開始前の説明でスタッフさんから「女性参加者も多いので、対戦した男性は紳士的な態度で」とのお達しが(笑)。全体の参加人数は特に数えていませんが、40名弱はいたのかな(内、女性10名程度)。また親子で参加されている方もいました。今回はだいぶ減ってしまうんじゃないだろうかと思っていたんですが、意外に多かったなという印象。


◎第1回戦 負け

本日は全5試合、一試合30分間です。第1回戦の組み合せが読み上げられた時、思わず吹いてしまいました。なんと自分の相手は偶然にもカードのトレードでお世話になっている方じゃないですか(顔を合わせるのは初。過去のジャウストでもどこかで顔は拝見しているんだとは思うのですが)。会場内には数名知っている方はいましたが、ジャウスト参加者はその方一人だけだったので、あんまりにピンポイントすぎて何らかの力(配慮?)が働いているのではないかと思ってしまいましたよ(笑)。初のTCG対戦が全く知らない方でなかったのは、ちょっと安心して気が楽になって良かったです。しかし、デッキの相談にも乗っていただいていたので、向こうは私のデッキ傾向を知っているという。

制限時間ギリギリまでかかったのですが、最後はずっと相手のターン状態で、『結合の報酬』“あなたはレベルアップするたび、手札のシャードを望むだけ選び、同じ枚数のレベルシャードと交換してもよい”とあと何か(カード名は忘れてしまいましたが、たぶんサイバー系)によって手札とレベルエリアと捨て山のカードをぐるぐる入れ替えレベルアップ後、3〜4枚出ていた“あなたがレベルアップを行うたび、対戦相手はライフを2点失う”との効果を持つコンストラクト『蒔種の報酬』にライフを削られ負けてしまいました。次の私のターンまで回れば、すでにプレイエリアに出ている鳥アミルや他のスピリットで攻撃できたので私が勝てる可能性もあったようで、そうならないように一気に勝負に出たとおっしゃってました。容赦ない。
対戦デッキはスペルとコンストラクトのみという珍しい構成。ずっとバトルフェイズ(ここでスピリット攻撃を行う)を飛ばしていたので、何でだろう?と思っていたらそういう訳だったんですね。通常相手にダメージを与えるのはスピリット攻撃が主体になるんですが、組み方次第でスピリットなしでもいけるんだなあ。面白い。


◎第2回戦 負け

今度も男性。第1回戦よりは早く終わりました。印象に残っているのは第5弾で追加された新能力「覚醒」を持ったスピリット『炎の錬達者タイガー』を2枚出されたことでしょうか(覚醒はテキストの条件やコストを支払えば、手札になくても山札から探し出して直接プレイすることも可能な能力)。エネルギーをいっぱい貯め込んでいるなあと思っていたら、タイガーの覚醒コストがエネルギー10でした。タイガーは嫌なことに“これがプレイエリアに置かれた時、目標のスピリットとコンストラクトを1枚ずつ破壊してもよい”という効果もあって、私が出したばかりの鳥アミルだったかアプカレルだったかを即行破壊されてしまいちょっと切ない気分に。そしてまた覚醒でタイガーを出されスピリット攻撃され、ライフゼロ。
試合が終わり会場を見渡してみると、知り合いの方が到着されていたので挨拶をして、お話したりドールを見せていただいたり写真を撮ったりしてました。


◎第3回戦 負け

今度は女性。お互いレベルエリアに1枚カードを置くのを忘れたまま始めてしまったことに途中で気付き、今からそっと何事もなかったかのように出しておけば大丈夫問題ないよねと、初っ端からぐだぐだな感じでスタート(笑)。
相手のプレイエリアにはコンストラクト『曙光の眼差し』“ハントを行うたび、そのスピリットは攻撃力か防御力を+1を得る”が何枚か出ていたので、ハント系のデッキだったのかな? 最終的に相手がスピリットを5〜6体出している状態で次々攻撃され、反撃するすべなくライフゼロ。
その時点で私はレベル7(8だったかも)で、手札は『アミル・ガウル』とスペル『緊急治療』(絵柄はゼッド&ロイア&ジーコ)の各1枚、エネルギーは0の状態。アミルをプレイするために支払わなくてはならないエネルギーコストは1。エネルギーが1残っていれば速攻能力によって相手の攻撃最中でもプレイし、かつアミルの効果で敵スピリットを戦闘不能状態にすることができたので、形勢逆転の可能性もありました。もしくは、『緊急治療』は「ピッチ」能力(手札を指定枚数捨てればコストを支払うことなくプレイ可能になる)があるため、手札がもう1枚あればそれを捨ててライフを回復させ、その場の攻撃を何とか凌ぐこともできそうな感じだったんですが。デッキコンセプトからいって、『緊急治療』をプレイするためにアミルを捨てることはできませんでした。レベルを上げてせっかく手札にアミルもあったのに、あとちょっとでプレイできなかったのがくやしい。ううう。


◎第4回戦 引き分け

お相手はミッキーの中の人ことイーグル社長こと中本さん。たぶん当たる(当ててくれる)んじゃないかなーとは思ってました。この対戦は制限時間いっぱいかかりました。
中本さんはあまりレベルを上げたくなかったようで、私がコンストラクト『善意』“各プレイヤーは、レベルアップするために支払わなくてはならない経験点が1点ずつ少なくなる”(絵柄はゼッド&ジーコ)を出すと、渋い顔をなさってました。順調にレベルも上がっていき『ランボス』をプレイ、中本さんの数体あるスピリットのうち、あえて『アルマドル』を選んで攻撃・破壊しました(嫌なヤツだ)。でも、次の中本さんのターンでランボスもあえなく破壊されてしまいましたが。他にも鳥アミルやベラドンナなどアニメスピリットは結構プレイできたように思います。そして、念願の『アミル・ガウル』をプレイする機会が巡ってきました(『アミル・ガウル、マジェステックフォーム』は少し前のターンでプレイ済)。ああ、ついにこの瞬間が……! 嬉しすぎる。
じわじわライフが減るもレベルアップのタイミングを見計らって、スペル『ささやかな治癒』“あなたは自分のレベルに等しいだけライフを得る”(絵柄はデュマス)で7点回復。最終的に時間切れで今やっている中本さんのターンで終了ということになり、何体ものスピリット攻撃を受け一気にライフを削られつつも、手札にあった『緊急治療』でライフ5点回復。このカードはゼッドがとてもイロっぽくって絵柄的にもかなりお気に入りなのですが、実戦でもなかなか役立ってくれて素晴らしい。結果、ライフ同点で引き分けと相成りました。もちろん引き分けとはいっても、中本さんはだいぶ手加減してくださったのだと思いますが。


◎第5回戦 負け

終戦は女性。1番あっさり終わりました。相手は中低レベルの速攻デッキだったようで序盤でガンガン攻められて、まともに対抗手段が出せないままにライフゼロ。マイデッキはレベルをある程度上げてからが本番なので、レベル低めの速攻デッキとはだいぶ相性が悪いようです(私の腕のせいもあるでしょうが)。


◎対戦総括

対戦結果は全5試合中、4敗1引き分けでした。
今まで自分一人でしか練習したことがなかったので、もっとモタついてしまうかなあと心配していたのですが、思ったよりはスムーズにできたような気がします。といっても、やっぱり色々取りこぼしはあって、ターン開始時のエネルギー追加忘れてるよと教えてもらったり、相手のプレイ中に経験点追加忘れてたので入れていいですかとか、レベルアップ忘れていたのでしていいですかと邪魔してしまっていたりもしましたが。
アドバイスを受けながらスターターをベースに自分で改造したデッキで、プレイエリアにアニメスピリットを置けるだけでウキウキ、ゼッドのカードをプレイするたびニヤニヤといった感じでした(笑)。一番長引いた分、中本さんとの対戦ではアニメのスピリットをあらかたプレイし、マイデッキのメインであるアミル・ガウルをプレイできたのが何と言っても嬉しかったです。それと、以前ゲストの方が皆デッキ傾向が違って面白いとおっしゃっていたことが、今回とても良く分かりました。本当に色んなタイプがあって、そこがまた楽しかったです。というわけで、大変満足しました。


◎表彰式

15時すぎから始まり、優勝・2位・3位の方が壇上へ。2度目の優勝だったようです。今回は女性も多かったのでと粋な計らいをしてくださり、女性枠でも3位まで表彰されていました。あとは全体で一勝もできなかった方へ頑張ったで賞が。頑張ったで賞を狙っていたのですが、引き分けがあったせいで取れなかったようです。残念。
その後はクイズ正解者の発表に移っていましたが、そろそろ私はタイムオーバー。ジャウスト参加者には8月以降のプロモカードの中から好きなものを追加で2枚選ばせてくれるとのことだったので、失礼して先に貰いに行きました。全6種類だったのですが、そのラインナップがすげえ! 全てアニメのメインキャラクターの絵柄ですよ。思わず「ゼッド、かっこいー!」と口に出してしまいました。1枚目はもちろんゼッド、2枚目をロイアとノアどちらにしようか少し迷って、ノアにしました。
KBAP020『戦士たち』の絵柄はゼッドと緊縛ぷれい中のギンガ……もとい、コードが絡まって身動き取れないギンガを助けようとするゼッド、フレーバーテキストは“「急いでくれ! ロイアちゃんを助けなきゃならねーっていうのに!!」――ギンガ” KBAP019『国家の思惑』はノアとダイアナ、テキストは“「はい…すべてはこの国と…ハイラム様のために…」――ノア”  受付時にミッキー&ピーノは貰っているので、あと残り3枚の絵柄ですが、ロイア(とデスパラ)・ロベス(とヒュー)・サギリ(とサラ)でした。括弧書きは、じっくりカードを見るヒマがなかったので絵柄にいるのに気付かず、他のサイトさんのレポを拝見して補足させてもらった部分です。
今まで公認大会等で配布されているプロモカードでアニメキャラがいるのは1枚(ロイア)しかなかったんですが、何故放送が終わって数ヶ月後にこんな作品ファン的においしいカードを……普通放送中に出さないか?という気持ちがないでもありませんが、かっこいいゼッドのカードをGETできたのでホクホクです。とても素敵なお土産をありがとうございます。


16時頃には堀江さんも駆け付けられて色々盛り上がっていたそうですが、その頃私はすでに空港で飛行機1時間遅延のアナウンスを聞いて愕然としていたので、詳しいことは不明。くそぅ、私も一緒に盛り上がってサチュラがメインだろう堀江さんと、ゼッドVSノアの親友対決とかやりたかったなあ。でも、今回はジャウスト参戦が一番の目的だったし、それはしっかりと達せられたので良し。


◎ジャウスト総括

東京大会は第1回から第3回まで全て足を運びましたが、TCG初心者の自分でもどの大会も本当に楽しむことができました。TCG公式大会としての規模は小さなものなんでしょうが、小規模だからこその良さがあったと思います。あのアットホームな空間がとても居心地良いんですよ。アッパーデックのスタッフの方もプレイヤーの方も皆さん親切ですし、キャストの方もゲストの時だけでなくプライベートでも参加して一緒に盛り上がってくださって。個人的には、前回アニメスタッフの方とお話をする貴重な機会を得られたのもまた嬉しい出来事でした。
TCGの発売当初はカードゲーム?ルール読んでもさっぱり分かんねムリムリという状態だったのに、こうやって実際に対戦をやって面白い!と思うまでになったのが何だか不思議な感じですね(笑)。ジャウストを通して、色々と貴重な体験や楽しい思い出を作ることができ、「牙」に対する想いも更に深まりました。