DVD 第三章 永遠の絆 3 その2


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第40話「狙われた力」

ウルバークス編前編。エルメイダがタスクのジョーカーだと分かり、仲間としての手向けだと思っていたヒューに眼帯をかけていた行為が別の意味にも取れるのが面白いです。タスクが攻めてきて危険なウルバークスに、いくら本人達がやる気だといったって子ども二人だけで行かせるテンプラーの上層部はおかしいよなあ。
池のほとりで寝転ぶゼッドの脇が見えるところで一時停止。DVDはそんなところばかり注目して観ています、ごめん。せっかく池があるんだし釣りばかりじゃなく泳いだりもしようよ、ゼッド。いや、無理に脱げとは言わないのでせめて濡れるだけでも。

第41話「囚われた思い」

ウルバークス編後編。ウルバークスのエピソードは早々と終了でずいぶんあっさりしているなあとも思いましたが、今後の展開を考えるとこれぐらいのボリュームが適切なのかもしれません。しかし、牙のキャラクターの中ではかなりの常識人という印象があるギンガの過去を、実は勘違いでしたとあそこまでバッサリ切り捨てたスタッフの意図が知りたいです。でもまあ、助かっていて良かったとは思います。あとは、自信あり気なゼッドの表情が可愛い。

第42話「小さな救世主」

シャディン初登場。やっぱり最初のは「サーギーリー」と言っているように聞こえます。一瞬全身が映っていますが、角度のせいかこの時はそれほど中年太りには見えないような。ゼッドもついにサラと再会。この時はまだゼッドにあそこまでキッツイ試練が待ち受けているとは思いませんでしたよ……。
この回は数ヶ所作画修正を発見。ジーコがミッキーの店に来て4人で会話しているあたりのゼッドや風車の側にいるゼッドやサギリが「ノアを一緒に探して」と懇願しているあたりのゼッドとか、ってゼッドばっかりだ。ジーコ来店の際の「平和の味じゃな」のあたりの修正は表情のニュアンス自体が結構変わっているように思います。ゼッド以外だとシャディンと対面しているサギリもですね。
ところで、EDクレジットが少なくともコンテ・演出・作画の部分は43話のスタッフになってしまっているようなのですが。オンエア時は正規の表記がされていたのに、何故DVDでこんなことになったのか不思議です。DVD化に際して、毎回クレジットを載せ直すものなんでしょうか?

第43話「明かされた真実」

あのママンの恍惚っぷりはどうなんだろう。1話のモノローグの「お前を愛し、お前を憎む」がサラの口から出てきて、すごいスタッフちゃんと覚えてたんだと失礼ながら思いました。過去の謎は色々と明らかになったものの、時間軸がイマイチはっきりしません。
別に内容とは関係ありませんが、この回は珍しく作監・原画がライブオンリー。しかし、お名前に馴染みがない方ばかりだ。社員名鑑が掲載されていたライブのムックって十数年前のものだし、そりゃあ入れ替わりがあって当たり前ですよね。菊池さん以外の作監メンバーもその頃はまだ入社されてないですし。そんなところでも時代の流れをひしひしと感じます。


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