牙-KIBA- 第22話「記憶の迷路」

「そいつを守らなきゃならねぇ。無事テンプラーに連れて帰る。そのために俺は、ここに来たんだ」 格好いいねえ、ゼッド(ポーズは情けないけど)。ちゃんとゼッドがロイアを迎えに行ってくれたのでほっとしました。
でも、ゼッドの“ロイアを守らなくちゃいけない”という気持ちはどこから来るものなんでしょうね? 20話と合わせて2回もそう言わせているのは、スタッフとしてもそれなりに強調しておきたい部分なのかなという感じはしますが。右も左も分らない異世界に来た自分の世話を焼いてくれたことに恩義を感じていて、かつ、肉親以外で初めて庇護の対象となり得る存在だったから? ……うーん、どうもつまらない理由しか思い浮かばないので考えるのはやめておきましょう。人の感情は言葉で説明できるほど簡単なものばかりではありませんしね。とはいっても、作品として発表している以上は視聴者が納得できるような描写があるといいなとは思います。


「ゼッドのバカ」というロイアの呟きにタイミング良く現れるゼッド。待ってたのか。
「……悪かったな。お前の話、聞いてやれなくて」「……何、聞こえない」「だから、悪かったって言ってんだろっ」「何それ、それが謝る人の態度!?」「あーもー、うるせぇ」という二人のやり取りには部屋の中ゴロゴロしそうになりました。やばいくらいにツボです。可愛すぎる……。
「お前の好きにするがいいさ。――だが、心配だからしばらくこの部屋に隠れてるぜ」 案外さらっと心配だと口にしてますね。横を向いたのは照れくさかったから……でもなさそうか。部屋に隠れるのはいいですが、まさかロイアが寝てる時もいるつもりなんでしょうか、彼は。お互い大して気にしない?


ロイアがお母さんと対面した時、ステンドグラスが意味ありげに光っていたのでロイアが胸に飛び込む前に剣か何かがガラスを突き破って飛んできて、そのままグサっとジェサラが貫かれてしまうじゃないかとビクビクしてしまいました。
結局ジェサラとデスパラと同一人物なんですか。わざわざ別キャストにしてるのは、視聴者の予想を混乱させるためなんだろうなあ。ジェサラは魂だけあそこに捕われている(留まっている?)状態なのかと思ったんですが、肉体はデスパラと共有しているようですね。


新キャラのギンガは少し変わったシャードの使い方をするようで。今まで未登場のシーカーズの民とか? 結構生命力強そうな感じはしますが、果たして彼は生き残ることができるのでしょうか。できれば年若いキャラは殺してほしくないんですけどね……。