おわるもの

魔探偵ロキRAGNAROKが最終回と知った時にはたいぶショックを受けましたが、キレイに幕引きさえしてくれればそれでいいかなあと思う今日この頃です。
ホントは、前半あんなに進まなかったのになんでクライマックスの重要な展開はさらっと駆け足でやってしまうんだ、とか、キャラクターを掘り下げて話に深みを出せればもっともっと面白くなったろうに、という不満や残念な気持ちはいっぱいあるんですよ。
せめてもう1巻分あれば伏線をある程度消化できたんじゃないのかとも思うわけですが、作者にどうにかしようという意志があったならば今までの段階でもう少し内容を詰め込んでいてよさそうなものです。しかし、実際のところあまりそういった形跡が見られないということは、結局もう1巻追加されたところであまり変わらないのではないかなと。むしろ伏線消化するどころか、後半は話を進めようと焦っているのかずいぶん説明端折っているので逆に新たな疑問が出てきてしまったような……。
ストーリー的な部分は言い出すとキリがないので、このへんでやめておきます。
表紙巻頭を同時に飾る勢いのあるうちに終われるのは幸せなことだと思います。

アニメに関しては、続編でちゃんと決着してくれるのなら観たい気持ちもありますが、それよりも企画段階で2クールなことも原作の結末がその時点では不明なことも分かってるんだから、アニメなりの決着付けるか、それが出来なければせめて回収する気のない伏線は必要最低限にすべきだった、という気持ちの方が強いです。予定話数を全うしているのに謎だらけのままで、しかもあのラストシーンを持ってくることにかなり不信感。
とは言いつつもアニメもやっぱ大好きなので、万が一続編やると言われたら喜んでしまうんでしょうねえ……（ダメ人間）。
でも、続編があることは必ずしも良いことではないんですよ、ホント。