サンライズフェスティバル2012颯爽 『伝説の勇者 ダ・ガーン』


「隊長は俺だいっ!」  2012年8月1日(水)12:30〜
3年目のサンフェス、テアトル新宿に来るのも4回目となりました。今回は20周年を迎えた『ダ・ガーン』を鑑賞。3年前のサンフェスでもダ・ガーンの上映はありましたが、旅費がネックになって諦めた経緯があるので、今回行けたのはかなり嬉しかったのですよ!
ダ・ガーンももう20周年だとは。私が中2の時の作品なので92年放送なわけで、ホントに20年経っちゃったのかあ。あの時間帯にアニメがやっているという認識はその前からありましたが、ちゃんと観るようになったのはダ・ガーンからです。アニオタに目覚めたのはワタル2ですが、アニオタであることを自覚して作品を観るようになったのはアニメディアを買い始めた中2の頃なので、その時期ちょうど放送されていたダ・ガーンやママ4はかなり印象に残っている作品なんです。放送が終わってから、ムックで敵キャラのデザインが芦田さんだったとかキャラデザの平岡さんが昔ライブにいらっしゃったと知り、そういう意味でも印象深かったりします。

22話「落とし物はダイレクター」

OPの「風の未来へ」はやっぱ良い曲だなあ。一昨年アニソン女子部で生で聴けて超テンション上がりました。星史が草っぱらをコロンと転がるカットがとても可愛い。アメコミ調のアイキャッチはカッコイイね。
ピンク(ピンキー)は何故かもっと落ち着いていたようなイメージがあったんですが、全然違いましたね。変身シーンがセラムンっぽい。部下が美少年ばかりで、そういえばそうだったなあと。ピンキーの妄想でダ・ガーン達まであのヒラヒラを着ていたのには笑いました。後半、クラスメイトの声援に紛れてダ・ガーンに命令を出す星史に、機転がきくなあと感心。

42話「出現!伝説の力」

あ、OPにガ・オーン。親父、渋かっこええ。超ダンディ。ハッタリでもなんでも相手を交渉のテーブルにつかせる手腕はさすがです。サンフェス記念のライブ配信で第1話を見た時に、父親が地球防衛機構軍の大佐で母親がニュースキャスターって子供がカッコイイと思う職業という安易な設定っぽいな〜と感じたんですよね。でも、この回の危機的局面での父子のやり取り(と43話の母子のやり取り)を観て、その設定がちゃんとクライマックスに生かされているのだと今更ながらに気付きました。

43話「隊長、命令を!」

当時はそこまで印象深かった記憶はないのですが、今回かなりグッときました。星史が母親の胸で泣くあたりはちょっと涙。大人びて見えるけれどまだ小学生だもんね。敵と戦うのが怖いわけじゃなく、大切な人達を失ってしまうかもしれないのが怖い。自分が戦って負けるのも、隊長の役目を放り出すのも、地球が滅びるという結果は同じだとしても。大切な人達を守りたいのに“自分が負けてしまったら”それを失ってしまうというプレッシャーになんて、大人だってそうそう耐えられないですよね。

46話「風の未来へ」

「みんながいて、俺がいる。いままでも、これからも……! ずっと、ずっと、ずっと……!」
ラストシーンは当時、何度もビデオで観返していました。今観てもやっぱ良いなあ!
というわけで約2時間4話分の上映でしたが、いやあもう予想以上にむっちゃ満足。今回のサンフェスのお目当ては3作品でしたが、初日のダ・ガーンだけで来て良かった!と、とても満ち足りた気分です。