芦田豊雄回顧展レポ2

秋葉原で行われている芦田さんの回顧展へ、12月28日と29日に行ってきました。当日メール投稿した内容（2011-12-28 - 風知草/2011-12-29 - 風知草）と同じことを書いている部分もありますが、ご了承ください。レポ1はこちら。

メイン会場：東京アニメセンター（秋葉原UDXビル4F）　2回戦

トークショー　ゲスト：笠原弘子さん　12/28　16:00〜
記憶だけで書いていますので多少違う部分があるかもしれませんがご了承ください。そして『バイファム』に詳しくないため、トンチンカンなことを書いていたらスミマセン。一部敬称略。
友人と「私：笠原さんといえば、ロミオのOPかなあ」「友：レイアースもやってたよね」「私：ああ、海ちゃんだっけ？」「友：風ちゃんだよ〜」などと話しつつ、笠原弘子さんのトークショーを聴くため、東京アニメセンター再び。16:00少し過ぎから、『バイファム』カチュア役の笠原弘子さんのトークショースタート。司会は実行委員会の久保さん。観客はバイファムを観ていたのだろうお兄さん層が多めでした。最初は立ち見でしたが、それだと後ろの人が見えないよねということになり、皆その場に腰をおろして見ることになりました。
笠原さんがカチュアを演じたのは中2の時。当時は笠原さんもショートヘアだったので、カチュアは自分に似ていると思ったそうです。ショートヘアと聞いて、私の中でやっとキャラクターの顔と名前が一致しました。スミマセン。一応、顔だけなら13人全員把握しているのですが……。バイファムは子どもキャラクターは子役が演じることが多く、どのキャラクターとキャストも雰囲気が合っていたそうです。大人と混じってのアフレコ収録後に、子役だけで残って収録をやったりもしたのだとか。
カチュアは異星人という話題で「私、ククトニアン語なんて喋ってましたっけ？」と。覚えていない笠原さんに代わって、観客から「パパママに会いたい」という意味のククトニアン語が出てました。
会場内で流れている映像メッセージの話題。「久保：撮影しながら密かに感動していたんですけど、笠原さんあのメッセージでご自分の名前を名乗ってらっしゃらないんですよね」「笠原：もうカチュア＝笠原というか。芦田さん、と思うと自然とカチュアになっているので」「久保：それと、今日ここに来たことを『芦田さんに会いに来ました』とおっしゃっていて、またそこでも感動してたんです」
久保さんが「今回の回顧展はお別れ会ではあるけれど、ここで終わりという意味ではなく、ここから次へと繋いでいくためのものなんです」と。また「一緒に仕事をして、芦田さんを嫌いになる人なんていないですよ」とも。
「久保：芦田さんって笠原さんのこと好きなんだと思うんですよ。実は机の引き出しから、昔の笠原さんの写真がいっぱい出てきて……(笑)。今度笠原さんにお見せしますね」「笠原：その頃の写真って自分でもあまり持っていないので、見たら懐かしいでしょうね」
らでぃっく2（ライブのムック本）で芦田さんが代表作(笑)として挙げられていた『最終教師』にも出演していた笠原さん。しばらく後に、共演された俳優の竹中直人さんとエレベーターで一緒になったそうですが、覚えていないだろうと声は掛けなかったそうです。観客の中に竹中さんの舞台を観に行っている方がいて「今度竹中さんに伝えます」と(笑)。
芦田さんデザインのキャラクターと他のキャラクターでは何か演じるうえで違いはありますか？との質問。「笠原：自分を知ってくださっている方が作られたキャラクターだと思うと、安心感がありますね。あと、芦田さんのキャラクターって、生まれてからだんだん成長してこうなっているんだなというのが感じられるんです」「久保：人間の軌跡が分かりますよね」「笠原：そうですね〜」「久保：（カチュアは）人間じゃない（異星人）ですけどね(笑)」
自分の作品を後で見ますか？との質問。「収録は試合と同じでそこに全力投球なんです。あそこのプレイが良かったな〜というのがあれば見返すかもしれませんが、失敗したなあと思うとなかなか見れないですね。コンサートも同じです」
ロディとジミーならどちらを恋人にしたいですか？との質問。「ジミーです」　13人の中で友だちしたいキャラクターだと誰かという話になり「やっぱりジミーですね。ジミー好きなんです」　私はジミーというのがちっちゃいコだろうというところまでは見当ついたんですが、トークショー後に再度原画を眺めながら、友人とジミーってこのコか、確かにどのイラストでもカチュアと一緒に描かれているねえ、と。
当時、ケイトが死んだ時どう思いました？との質問。「正直に答えていいですか？　覚えてません！！」　会場に笑いが。「今のは良い笑いが取れましたね。芦田さんも今のはキターっ！！と思ってますよ」と久保さん。
芦田さんとの会話で印象に残っている言葉はありますか？との質問。「そんなにいっぱお話したことがあるわけじゃないんですが、ちょとした会話にもセンスがあるなと。そして、言葉にしなくても存在感がありました」
最終回の後、カチュアは両親に会えたと思いますか？との質問。「カチュア＝笠原として考えると、両親がいるという情報を貰っても何か怖くて会いにいけないんじゃないかな、とか……。でも、やっぱり再会できていてほしいですよね」
後は、久保さんが、芦田さんが描かれた銃を持ったカチュアを披露してくださったりとか。ふんわりとした雰囲気のトークショーでした♪

続く。