サンライズフェスティバル2011夏嵐『無限のリヴァイアス』

2011年8月21日(日)21:10〜 テアトル新宿
今回2回目のサンフェスです。ホテル前の道路真っ直ぐ進むだけなのに、1週間前にも行ったばかりなのに、うっかり通り過ぎて会場が見当たらないと焦る私……。

7話 かわりゆくとき

OPがサビに入ってから、あっこれサウンドリニューアル版じゃん、と気付きました。サウンドリニューアルボックスは、BGMや効果音の変更だけでなく、OPも新録(新アレンジ)というのがコダワリを感じさせます。「dis-」は様々なヴァージョンがありましたが、有坂さんはこの「dis-2006」も含めてアレンジに合わせてしっかり歌い分けられていて、失礼な褒め方かもしれませんが、さすがプロだなあと。
さて、本編。10年経つと、サブタイトルだけでは内容を思い出せない話数も多くなってしまうわけですが、あえてムック等で復習はせずに臨みます。チーム・ブルーがブリッジに乗り込み主導権を握る回でした。上映話数が発表される前、25・26話は当然やるとして残り2話分はすんげー重いの持ってくるとかかなと予想していたんですがハズレ。とすると、このセレクトの趣旨はいかに?という疑問が湧くわけですが、この本編冒頭を観て、政権交代セレクションっぽいなーと。
ブルーにぶん殴られて気絶して寝てる祐希の毛布をちゃんとかけてあげる兄貴と、目覚めて兄貴に突っかかるも背中の傷を見て大人しくなってしまう祐希。このシーン、当時萌えてましたねえ。祐希は好きなキャラクターなんですが、兄貴を殴る点はいただけません。背中の傷に罪悪感を感じるくらいなら言葉攻めぐらいにしておけばよいのに……。腕力振るうのは、強い相手か突っかかってくる輩だけにしてほしいものです。

15話 ながされるままに

ブルーのリヴァイアス艦を見捨てて逃げる発言が艦内に流され、一般生徒の暴動が起きる回。ここで、まさか実は昴治のキスセレクションとかだったり……と一瞬思ってしまいました。まあ、それもあながち間違いではないかも(笑)。恋愛モノでもないのに、この人どれだけキスしてんでしょうか。
VSインプルス戦が格好良くて燃えます。しかし、人が住んでいるくらい大きな星を破壊してしまうというのは一体どれだけのパワーなのか想像がつきません。キャストが同じ(氷上さん)カレンとユイリィが共にリフト艦にいるので、顔が映っていないとどちらの台詞なのか聴いていて一瞬迷っちゃいました。

20話 ゆずれないもの

イクミのVG乗っ取り回。 イクミファンの同僚が「暴力振るうな」と言いながら自分が暴力振るっているその矛盾さが愛おしいみたいな話をしていたなあと、ふと思い出したり。
祐希ファン的には、あおいを迎えにいって玉砕するところが見どころかと(笑)。あおいに「もっと優しく言ってよ」と言われて、ちゃんと言い直してる祐希が可愛いんですよね。昴治も来て3人で揉めているシーンで挿入歌が入るタイミングにバリバリ違和感が……。祐希を焚きつけた後の「結局行くんだ。本音モードなのに」のカレンも可愛いです。カレンの祐希に対する大人振りというか包容力には惚れます。しかし、気になるのが、祐希はカレンのテントでいつもゴロゴロしてますが、夜(?)寝る時もお前そこにいんの?一緒に寝てんの?と(VG操縦者だから、生活サイクルは同じはず)。

21話 あしたなんかいらない

昴治とあおいのボロ泣き回。もしくはヘイガーの自○回(おい)。今回の上映話数の中では一番きっつかったです。このきっつい回で終わるなんて、選んだスタッフ(監督?)はキチクだわー(笑)。
この辺りの祐希の行動は、彼の思考的には当然なのかもしれないけれど、でも未だに自分の中では納得いかないというか何というか……。カレンも全然ノリ気ではなさそうなんですが、この時は祐希に対して何も言わないんですよねえ。まあ、カレンに何か言わせたところで、彼は考えを変えないだろうし、かといって、ここでカレンを離脱させるわけにもいかないしで、ああいった表情だけの演出になったのでしょうけれども。
この話数の作監は西田さんなんですが、顔の作画が非常に濃ゆいのは意図的なんでしょうね。他の西田さんの担当話数はそうでもないはず。今回上映の4話は全て別々の作監さんでしたが、ちゃんと今でもしっかり見分けが付きますね。

まとめ

スクリーンでリヴァイアスを観るのは3回目です。以前、5周年記念として仲間内で2回に分けて鑑賞したんですが、その時はTVオリジナル音声だったので、今回サウンドリニューアル音声で観れてちょうど良かったです。TVオリジナルで聴きなれているので、どうしてもサウンドリニューアル音声には違和感を感じてしまうんですけどね。でも、劇場だからなのか5.1chだからなのかは分かりませんが、音に迫力があって良かったです。リニューアル音声では宇宙空間は無音なんですよね。個人的には効果音入っていた方が分かりやすいと思いますが、宇宙空間の無音との対比で艦内の喧騒や混乱振りが際立つ効果はあるかもしれないとは感じました。
10周年記念パーティー出席の時に復習した以来なので、今回は1年振りぐらいのリヴァイアスでした。面白かったんですが、リアルの日本の世情に重ね合わせてしまって、非常にキツイというかやるせないような落ち込んだ気分になってしまいました。いや、面白いんですけどね……。当時、よく脱落せずに最後まで見届けられたものだと思います。中高生だったら耐えられなかっただろうし、今はもう年食ってハードなのは遠慮したい感じなので、あの頃がベストなタイミングでの出会いだったのかなと。同僚もファンだったので、すぐに感想を共有できる環境だったのも大きかったですね。内容はハードでしたが、ネットを通して沢山のファンとも交流することができて、楽しい思い出もいっぱいの作品です。

無限のリヴァイアス Song Collection

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