オタヒストリー 小学生篇 下

『2』の頃(1990〜)

ワタルは相変わらず小4でしたが、私は小6になっていました(当たり前)。いわゆる「ハマる」感覚は『2』からですね。ハッキリ覚えている中で一番古い萌えの感情は、41話のワタルの涙シーン。松下さんの作監回で透過光でキラキラしててさーもーめっちゃ可愛いんだよー! 何度録画ビデオを繰り返し観たことか。オールナイトでは普通に可愛いなーとは思っても萌えはしなかったのですが、あの涙キラキラを大スクリーンで観たら悶える自信があります!(笑) そう、『2』の4クール目にして、やっと我が家にビデオデッキが導入されたのですよ。速効録画開始していたことから、この時点でかなりハマっていたらしいことが窺えます(その頃録画してたのは『2』のみ)。
『ワタル』関連で持っていた玩具はFCソフト以外だと、ポケパルという携帯電子ゲーム。どうやら何種類か出ていた模様ですが、私が所有していたのはフシギリ型の『2』の物で、落下物を避けながら端から端までフシギリ(だったかな?)を運ぶという単純なゲームでした。プラシートの抜き差しで電源オンオフを行うシロモノだったのですが、プラシートはちっちゃいわ紐でくっついてるわけでもないわでそのうち失くしてしまって、お菓子袋のヘリをカットして代用していたという思い出……。他に持ってたグッズ的なモノだと、弟が『2』の時ちょうど小4だったので学年誌の付録で付いていた綴込ピンナップやトランプぐらいかなあ。この頃はまだ観るだけで満足で所有欲がなかったというよりは、そもそもアレコレ出ていることを知らなかったので欲しがりようもなかったというのが正解かもしれません。
金曜19時半から、はなきんデータランドという若者向けの情報番組があって、そこでは年1回視聴者投票によるアニメ大賞も行われていました。初めて観たアニメ大賞が『2』放送時か終了後かは定かではありませんが、作品部門と主題歌部門で「Fight!」、声優部門では田中さんと林原さんがランクインしていた……はず(記憶が曖昧ですが作品部門ランクインは間違いない)。私にとっては『ワタル』って人気あるんだと客観的に初めて知れた出来事でした。後々OVA部門も新設されて、『終わりなき〜』もランクインしてました。はなきんは玩具特集か何かでプラクションも紹介してくれてましたね。しかし、はなきんの裏はナディアがやっていて、ビデオ録画していたわけでもないのに両方とも観ていた記憶があって謎です。NHKアニメは休止も多かったので、そういう時にはなきん観てたのでしょうか。
中古で買った『2』の頃のアニメディアをパラパラめくって地元の地方局の放送リストを眺めていたら、ワタル2(金)17:00〜、パトレイバー(金)17:30〜の文字。えええっ、『2』の直後にパトをやってたなんて知らないーっっ(正確にはグランの時点でそうだったらしい)。弟に日曜朝に面白いのやってるよと教えられてパトを観始めた記憶は一体。って、まあ時間帯が変更になってから存在に気付いたということなんでしょうが、惜しいことをした……。パトはソフトこそ持っていないものの、劇場版2作目を観に連れて行ってもらったぐらい結構好きな作品なんですよ(中学生には小難しすぎて、1作目の方が面白いと思いましたが)。