サンライズフェスティバル ワタルナイト! レポ 2

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曖昧な記憶のみで書いているため、多少の誤りやニュアンス違い等々あると思いますが、その点はご了承ください。

トークショー その2

お約束のいたずら書きネタ

他人のアフレコ台本の台詞にいたずら書きをよくしていた田中さん。時には元の台詞が読めないぐらい塗り潰してしまっていたこともあったようですが、レギュラー陣やスタッフは笑って許してくれていたそう。しかし、冗談が通じないゲストにこっぴどく叱られてしまい、それ以降いたずら書きしたくてウズウズしてくると自分の台本を書き換えて、それを眺めてクククと一人で楽しむようになったそうです(笑)。
クラマ役の山寺さんの台詞「ワタル気が付いたようだな」を「毛が生えたようだな」に書き換えた有名なエピソード、まだ新人だった山寺さんは、先輩である田中さんは期待の眼差しで見つめてくるし、ラステス(本番直前の最後のテスト)なので音響監督に怒られるかもしれないと、板挟み状態で超プレッシャーを感じていたとか(結局読んだ)。

玩具の話

『ワタル』放送開始前、玩具屋は聖闘■星矢等の他社の商品で棚が埋まっていて、タカラが入り込む余地がなく、それならワンコイン価格にしてレジ前に置いてもらったらいいんじゃない、という辺りから企画が始まったそうです。プラクションに同封されていた神部新聞等は、広井さん含めレッドカンパニーの社員でしこしこと写植を張ったりイラスト描いたりして作っていたとのこと。プラクションの商品展開はネク■スの要塞の応用なんです、と広井さん。……ネク■スの要塞?(どうやら食玩らしい)
監督「1時間ぐらいかけて組み立てたと思ったら、パーツがポロポロと取れちゃうのはどうにかして欲しかった」 広井さん「玩具箱に入れて運んで取り出したら、必ずどっかこっか外れているというね」 田中さん「息子が小さい頃好きだったから何個かあったけど、確かに壊れやすかった〜」 言われてみれば、私自身は持っていなかったものの、友人宅にあった箱の中でパーツがバラけていたプラクションを、コレはそっちソレはこことハメ直して遊んでいた記憶が蘇ってきました。 
ヒミコのぺったん手裏剣は、実はタカラに不良在庫として眠っていた商品の使い回し。広井さんがタカラの人にどうにかなりませんかね?と頼まれて、監督に作中で出してもらえるよう依頼したそうで。結果的に在庫が捌けるどころか追加生産するぐらい売れたので、タカラの人にずいぶん感謝されたとのこと。「実際にどうにかした(作中で効果的に使った)のは監督達だけどね」と広井さん。広井さんは『ワタル』関連商品がヒットしたのでタカラから表彰されて、トロフィーと金一封(10万)を貰ったそうです(社外の人が表彰されるのは初だったとか)。

打ち切り?

第1話の視聴率が3%台と低かったため打ち切りの可能性があったが、夏休みの頃には10%台までになっていたそうで。『2』をやりましょう!という話まで出て来て「え?打ち切りっていうのは?」「そんなわけないじゃないですか」と。普通は視聴率が良いから玩具も売れるんだけれども、『ワタル』は玩具が視聴率を引っ張る形になった珍しい作品とのこと。低視聴率の頃は「広井使えねーいらねーよ」的な空気だったのに、玩具の売り上げと視聴率が伸びてくると「広井くーん」と周囲の態度が変わって、大人って汚いと思ったそうです(笑)。


レポ3へ続く。