第2回ジャウスト東京(牙TCG公式大会) レポート 3

記憶のみで書いていますので、実際とは多々異なっている部分も多々あるとは思いますが、その点はご了承下さい。
ジャウストは第3回の開催が早々と決定したようですね。トークショーは思い起こしてまとめるのにもう少し時間がかかりそうなので後回しに。今日のは無駄に長いです。
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ゲスト体験会

トークショー1回目の最後にジャンケンで勝った方々が、それぞれゲストに牙TCGを教えてもらうことに。前回は吉野チームVS社長(中本)チームでしたが、今回はゲストが3名なのでゲストチームVSスタッフという形式。
私がいたところはまたしても堀江さんの近くでした。対戦相手のスタッフは大阪チャンピオン。隣にゲストが座って付きっ切りで教えてくれるので、ファンにはホントたまらないと思いますよ。体験会の時間はずっと堀江さんチームのテーブルの近くにはいたんですが、会場で知り合った方と色々お話をしてたので、体験会の様子はあまりよく分からず。


Uさんが持ってきていたお手製のゼッドとロイアとアミルのドールを拝見。写真ではすでに見ていたのですが、実物を眺めると腕のシャードマークや羽飾りも実に細かい作り。このむっちりした脚が良いわあと、立体物でもやはり脚に反応してしまう駄目な私でした(ゼッドの脚線美が好きなので)。ロイアの腰も良い感じでした。SDアミルのマスコットがこれまた可愛いかったんですよ。
スタッフさんがドールの写真を撮りたいということで、入り口近くのテーブルにドールをセットして撮影が終わった後は、しばらくそのまま飾られてました。試合に出場するゲストがその前を通りかかった時に「後で写メ撮らせてねー」と。トークショー2回目が終わった後、部屋でそのまま少し待機させられたので、たぶんその時に撮っていたんでしょうね。
そういえば、会場に飾ってあった5月以降配布のランボスのプロモカードを見たのですが、めっさ格好良かったですよ。あれ欲しいなあ。

今回一番の想い出

トークショー2回目が終わりちょっとまったり。Uさんがドールのことで男性に声を掛けられていて何だろう?と思っていたら、牙の作画云々と言う話がちらりと聞こえて、何嘘まさかアニメのスタッフさん!?と飛び付く私。どうやら何か見せてくださるようで、場所を邪魔にならなそうな体験会のテーブルの横に移動して3人でしゃがみ込み。
カバンから出てきたのは1センチぐらいの分厚さの設定資料集。お名前を伺うと、何と総作監の吉田さんだとおっしゃるじゃないですか! とりあえずがっちり握手してもらいました。名乗られる前から、作監クラスの方だとしたらライブで牙の男性作監は吉田さんしかいないので(正確には終盤は林さんもやってらしたけど)吉田さんなのかしら?と推測はしていたのですが、違っていたら失礼だと思い黙っていました。今日はどういう層がファンになってくれているのか知りたくていらしたんだとか。ドールを作るぐらいならディープなファンなんだろうと踏んで、声をかけてくださったんでしょうね(私は勝手に便乗しただけですが)。
というわけで、早速キャラクターの設定資料を拝見させていただきました。最初にキャラクター対比表があったので、もちろんここはゼッドとノアの身長差をチェック。思っていたよりも身長差があったような気がしないでもない。設定画は線画のものと線画に色鉛筆で影指定が描かれたものがありました。ゼッドの設定画は大体既出のものばかりだったのですが、ちびゼッドとノアが!! かっ可愛い……っ! あと印象に残ってるのは、口裂けヒューとか、ママンのうねうねした触手とか、頬を染めたロベスとか。スピリットもキャラクターとは別に1センチぐらいの設定資料集があって、アミルは最終回の微笑みの設定画も載ってました(アルカイックスマイルと書いてあった)。
帝国少年さんのイメージボードもあって、本当にもうすっごい綺麗でしたよ。帝国少年さんのイメージボードはもっと大きめサイズの印刷物で見たい!とずっと思っていたので、念願叶って嬉しかったです。タスク城も美麗だったし、ウルバークスの初期設定、テンプラーやカームなんかもあったかな。拝見させてもらって、やっぱり設定資料集なりムックなり出すべきだ!とより強く思いましたね。吉田さんに言ってもしょうがないのに、いくらでも買うから本出してくれ!欲しい!と訴えてみたり。
そして、次にごそごそとカバンから出てきたのは修正原画! ひたすらバカみたいに「おおおおー、うわーすげーすげー」と声を上げてました。めっちゃ持ってかえりてええ!(いや、さすがに私でも仕事上の書類をねだるようなことはしませんけど) 原画は第1期OPのサビのゼッドが剣を振り上げているあたりでした。生原画見るのは初めてでしたが、勢いのあるタッチもよく分かるし素晴らしいものですね。たまらん。


資料等を見せていただいている間にも、Uさんと二人でいかに牙が好きかについて吉田さんに語りまくってました。あまりに必死すぎて自分でも話しながらちょっとアレだと思うぐらいに。笑顔で聞いてくださってはいたけれど、内心引いてらっしゃらなかったかが心配だ……。でも、メジャーな作品とは言えなくとも、牙のことを大好きなファンはいっぱいいるんだと少しでも感じていただけていたら良いなあと思います。公式やライブのスタッフにも感想を伝えてくださるともおっしゃってました。


コネタも色々伺ったので箇条書きで並べてみたいと思います。特にネタバレ的なものはありません。私はどれも興味深かったのですが、偏った質問ばかりしていたので他の方が読んで面白いのかどうかはちょっと疑問に思いつつ。
・ 作画的に結構大変な作品だったが、皆倒れそうになるぐらいまで頑張ってやってた。
アメリカでの放送はいつになるのかは不明。流血はなくても死体はゴロゴロ転がっていたりするから、ハ○レンの一コ下ぐらいのゾーニング(って言うのかな?)でやるのでは。
・ 結構エグイシーンが多かったがTV局の規制に引っ掛かって修正するようなことはなかったのか? → 事前にここまでなら大丈夫と確認した上で作っているのでそういう問題はなかった。
・ 海外作監のレベルはどのぐらいだったのか?という質問には、うーんと言葉を濁してた。
・ 1話を作っていた時点ではまさかこういう作品になるとは思ってなかった。
・ 吉田さんはエルダがお気に入りで、「もうすぐこいつ死んじゃうけど、でも愛情込めて描かなきゃー」と思いながら作業していた。
・ 49話の赤ん坊ゼッドの作画は、その回のコンテ・演出も担当されていた倉田さん。得意分野の人に任せるのが一番ということで倉田さんになった(赤ん坊好きなんだとか)。
・ 最終回でセバスチャンの袖が破れているのはそこを担当した菊池さんの趣味。男性の腕が描きたくて「服破りますから」と(笑)。確かに観返してみたら破けてました。セバスチャンというチョイスが渋すぎる。
・ CMのSDキャラのデザインは吉松さん。作画はライブではない別スタジオ。
・ ゼッドの隈と腕のシャードマークは吉松さんのコダワリ。
・ ギトラは特にブ○ード加賀を意識しているわけではない。吉松さんの得意なデザインのまとめ方のひとつなのではとのこと。
・ 放送開始前にゼッドには笑顔の設定がないというコメントがあったが、いくらか笑顔を見せるようになった後は追加されたのか? → 笑顔の設定はないまま。
・ 幼少期のゼッドとノアのデザインは竹内さん。年齢設定に関しては監督の頭の中。そういえば、初めてちびゼッドが登場した30話は作監が竹内さんでしたね。
・ ゼッドのコスチュームは作画がものすごく面倒くさいのでは? → 走るとコートが変な風にはためくから余計大変。いつも右腕の下のヒモを忘れる原画さんがいた。
・ ロイアのコスは色々見えそうでヤバイのでは? → ハロプロイメージのコスをそのままファンタジー世界に持って来たので、その格好でアクションはどうなのか的な感じになってしまった。
・ ゼッドは着たきりスズメっぽくってニオイそう → ファンタジー世界と生活感のバランスは難しい。服はミッキーに洗っておけと洗濯押し付けているんじゃないかと(笑)。
・ キャラクターよりスピリットが作画の手間はかかる。ファイロンが鱗やら形やらで一番大変。
・ アミルは帝国少年さんの原案。原案ではもっと耽美な感じで色も違った。
・ アミルは全裸の時は何も気にする必要がなかったが、鎧つけてからが逆に露出のバランスが難しかった。腰とか。
・ シャディンはキモカワ。作中ではできなかったが、あの顔は体中動く設定になっている。お尻で「しゃーでぃーん」もアリ。
・ デュナミスは腕が6本もあるせいで、動きを考えるのが大変。50話のデュナミスがアミルを掴まえているシーンで、どう動くのか分かんねーと原画さんがキレてた。
・ スピリットシャードはそれぞれ模様があるが、サイズが小さいから画面では目立たなくて残念だった。


ゼッドの体のラインと肉付きがとても好みなので一度も脱がなかったのは残念だったということを、話の流れでわざわざ2回も主張したような気がします(……)。ゼッドは脱がせないという決めでもあったのか?とアホな質問をしたら、単に機会がなかっただけとのことでしたが。まあ、そうですよね。
最終回のラストシーンについての解釈を訊かれたので、私はゼッドは帰ってくる派で、最初観た時にはもうテンプラーには……とも思ったけれど、待っている仲間がいるのにゼッドが戻ってこないなんてわけがない、だから絶対ゼッドが皆の元へ帰ってくると私は信じている、と。言っているうちにまた涙目になっていた自分が情けない……。吉田さんは、ラストについてはそれぞれの好きなようにとってもらって構わない、スタッフからはラストについては語らない方がいいだろうと思っている、とおっしゃってました。


今回、もしもアニメのスタッフさんがいらしていたら、是非とも一言だけでいいから感謝の想いを直接伝えたい! でも、顔がわからない状態では自分からの接触はできないし、向こうから何らかのきっかけで話しかけてくれるのを待つというのもさすがに確立が低すぎると思っていたんですよ。だから、こういった機会に巡り合えたことが本当に嬉しくて嬉しくて。もうこれで今年の運は使い果たしてしまったかもしれません。お話させていただいたのはたぶん30分にも満たなかったと思いますが、見るもの聞くもの全てが楽しく興味深い内容で、私にとってはたまらなく至福の時間でした。本当にどうもありがとうございます!


レポ4につづく。