整理してみよう
2クール目が終わった頃にそこまでの内容を振り返って大まかな謎をいくつか挙げていたのですが（2クールを終えて - 風知草）、年明けのここ1ヶ月で色々判明した事実も多いので、その時列挙したものを軽く整理してみようと思います。
- アミル・ガウルがゼッドを選んだ理由
未判明。ただ、アミルはゼッドが生まれる前から目をつけていたことだけは分かりました。皆が欲する力を持っている当のゼッドが、その力に振り回されて不幸になっているようにしか見えないのが皮肉なところです。
- サラの正体、そしてゼッドの父親の存在は？
現在進行中。元々シャード世界出身かのように思わせておいて、カーム人であることが判明。第1話の「私を拒み、貴方を連れ去る白い翼の男」というサラのモノローグもしっかり出てきましたね。母子対立はあるのだろうとは思っていましたが、ここまでゼッドがかわいそうなことになるとは……。見事なまでのアウトオブ眼中。サラについては、まだ過去の出来事の時間軸が不明な点はありますが、シーカーズに所属していること、父親のことも合わせてたぶん次回放送で明かされるのではないかと。
- タスクは最初からゼッドの存在を把握している？
未判明。タクス幹部はずっと以前からゼッドを知っているという感じではなさそうです。これに関しては、単に導入部分でとりあえず襲ってくる敵を出したかっただけだと思われるので、あまり気にするべきではないのかもしれません。
- ノアが救世主だというその意味は？
未判明。救世主と呼ばれる存在はノアだけではなく、キースピリットに選ばれた人物、ゼッド・サギリ・ミレッドも同様であることは判明。以前、ゼッドがアミルに選ばれたからこそ対の存在としてノアが浮上したのではないだろうかと書いたのですが、こんなに救世主が増えてしまうと見当違いか？という気がしてきます。果たして、この世界における「救世主」の存在意義とは。あの4人に何らかの共通点はあるのでしょうか。
- キースピリットとは何なのか
未判明。全部で6体あり、アミル・ガウル−ゼッド、サチュラ−ノア、シャディン−サギリ、プロニモ＆モナディ−サラ、残りの一体はタスクのミレッドが所有の模様。キースピリットの謎が明かされる時、きっとあの世界についても分かるのでしょう。一番気になるのは、何故カームだけ他の領域と切り離されているのかということですね。キースピが集まると共鳴するという設定については、毎回それをやっているとテンポが悪くなるのであえて省いているのだと好意的に取っておきます(笑)。
- ジーコは過去に何をやらかしたのか
ほぼ判明。色々やらかしちゃってました。わりと前から（ロイア出生編とか）、お前が全部悪いんじゃねーかとは言われていましたが、本当に元凶以外の何者でもない。第2話で何処の馬の骨とも分からない人間に武器を渡すのはどうなのかと思っていましたが、ゼッドがサラの息子であると勘付いていたのなら、あの放任ぶりも含めて納得できないことはないかも。ハイラムとも過去に何かあったようですが、彼はもう亡くなってしまったのでその点には触れられないままかもしれません。昔は力を追い求めていたジーコが改心（？）したキッカケはなんだったんでしょうね？
- サギリ達の集団は一体何者なのか？
ほぼ判明。一時期は生死も危ぶまれたサギリは、お姫様な上にキースピ所有者でした。シーカーズの目的はキースピリットを一ヶ所に集めないようにすること。シーカーズとテンプラーは協力体制になるのかな？
こんなところでしょうか。思ったよりも伏線消化はちゃんとやってくれそう？ あとは、キャラクターについての話をちょっと。
- ノアのこと
序盤中盤ならまだしも、この時期に1ヶ月以上彼を出さないスタッフはスゴイと思います。3クール終了時点では、タスクかシーカーズに拾われるのでは？という予想をしていましたが、今のところそういう雰囲気はなさそうですね。残り一ヶ月がゼッドVSノア編……か？ 結局ノアのことを、自分の中で捉えきれないままここまで来てしまったのが残念です。ネオトピアでの急激な変化がどうしても消化しきれず残ってしまって。私の理解力だと画面で提示された描写だけでは、彼の気持ちをうまく汲み取ることができません。ごめん。
- ロイアのこと
タスク人だという設定が今後生かされる展開はなさそうかな。まあ、あれもこれもと盛り込んで収集がつかなくなってしまっては、元も子もないですからね。直接的にストーリーには関わらなくとも、ゼッドがテンプラーに降り立った当初からずっと彼の成長を傍で見守るという、視聴者に近い立場としての役割があるのでしょうね。
ロベスとミッキーは……、今のままで良いのではないかと。彼ら幸せそうですし。ゼッドについては今日は省略。
